いつものラジオで、ライブ中にご質問いただきました。
「旦那さんが、子どもを怒っている時。
どうしたら止められる?」
人をコントロールするって、とても難しいですね。
私の答えは
不安な気持ちを、
労いの心で「代弁」してあげること
このことで、解決できると考えています。
このために、2つのことを使います。
①怒りの本質を知ること
②自分が柔らかな、労いの気持ちになること
①は
「怒り」の前に、「不安」があったということ。
だいたいの怒りのもとは、「不安」です。多くの人は、「怒りの原因」を何とかしようとしますが、これは、違います。
怒っている人の不安を共感することが大事です。
②は、ねぎらいの心
これは、具体例の方が分かりやすいです。1つの例で解説しますね。
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①子どもの帰りが遅かった時
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ここでは、子ども(子)を、旦那さん(だ)が、怒ります。
(だ)「なんでこんなに遅いんだ!」
(子)「友達と遊んでた」
(だ)「友達と遊んでただと!!時間を見ることはできるだろ!!」
(子)「忘れてた」
(だ)「いい加減にしろ!」
「だいたいいつもお前はそうだろ!」
「約束を全然まもらないじゃないか」
「こんなんじゃろくな大人にならんぞ!!」
「何か言ったらどうだ!!!」
(子)「・・・・・。」
こんな感じで、旦那さんが一方的に、子どもを責めている時に、止めてみます。
ポイントは、怒りのエネルギーを
「願い」や「想い」に変えてあげることです。
(私)「心配だったんだよね」
(だ)「そうだ!」
(私)「無事に帰ってきたからいいけど、返ってくるまでは、心配で気になってしょうがなかったんだよね」「LINEの返事もなかったし」
(だ)「そうだ!」
(私)「言いたくて言ってるわけじゃないよね」
「子どもが大切だから言っているんだよね」
「言うのだって苦しいんだよね」
(だ)「そうだ!」
(私)「子どもを守りたいんだよね。」
「ルールは大事ってこと伝えたいんだよね」
「そうじゃないと、子どもが苦労するからね」
(だ)「そうだ!お母さんの言う通りだ!」
(「課題の分離」的に、突っ込みどころはありますが、ここはスルーで)
こんな感じで、気持ちを代弁すると、「分かってもらた」という安心感が生まれます。
そうすると、怒りのエネルギーが緩まります。
そして、もうひとつ
お子さんに対して、大事なことがあります。
それは、お子さんの気持ちも、代弁してあげることです
(私)「楽しくて、帰りたくなかったんだよね」
「遊んでると、時間がすぐ過ぎちゃうしね」
「こんなに心配してるって、思ってなかったんだよね」
「びっくりしたよね」
(子)「うん。。。」
お母さんとお父さんが、2人で自分を責めている。と、思わないように、言い返せない子どもの気持ちを、代弁してあげます。それだけで、子どもも安心します。
安心すると、人は、自分の行動を顧みることができるようになります。
(子)(LINE返してたら、ここまで怒らなかったかも)
そう思うかもしれません。
この代弁したセリフから、子どもを守ることができ、子ども自身の気づきも生まれます。
「心配する」というのは、子どもにとっては正直「大きなお世話」なのですが、「自分を責めているのではなく、心配しているんだ」と言うことが分かるだけでも、子どもの心理状態は安心しますね。
このようなイメージで、旦那さんの怒りに向き合ってみてください。
大切なことは、ねぎらいの心です。
あいだを取り持っている、あなたも大変だと思います。ご自身のことも、優しくねぎらってあげてくださいね。
1回目はできませんが、
10回やると分かってきて、
100回すると、慣れてきます。
あせらず「こつこつ」いきましょう。
まとめです。
怒りを止めるのは
不安な気持ちを、ねぎらいの心で「代弁」してあげること
そして
子どもの気持ちも代弁すること
これは、すべての人の怒りに有効です。だれかが、怒っている時に、ぜひ思い出してみてくださいね。
ラジオでの質問コメント、ありがとうございました♡
自分に優しくこつこつと。
それでは、またね~。