【音声解説】
【収録】思春期の子どもの不安、自分責め。大丈夫です。30歳で止まります - 自分の木を育てるラジオ | stand.fm
お子さんを育てていらっしゃる方からのご相談は、たくさんいただいています。
どの年代も、いろんな悩みがあります。でも、それぞれの年代の脳の特徴を知っていると、慌てず、自分を責めず、ゆっくり見守れます。
今日は、思春期の子供
自分を助けて、子どもを見守れる知識です。
思春期になると、一気に不幸感が増す子どもたち。
「私なんて、生きてる価値ない」
「ぼくなんて、一生このままだ」
「わたしだけ、こんなに醜い」
「僕の将来は、絶望だ」
本人たちは、とても苦しいです。
一生懸命生きている証拠。そして、脳や体が成長している証拠でもあります。
そして、親も、そんな言葉を聞くと、不安で、自分の子育てが失敗だったんじゃないだろうかと、自分を責めてしまいます。
これは、悪循環になるのでやめましょう。
この知識を知っていると
落ち着いて、見守れます。
思春期の気持ちの荒れは、これが原因です。
②思春期(ホルモン)による、他人との比較
くわしくは、音声で話しています
簡単にお伝えすると
①不安を感じる「偏桃体」(へんとうたい)が過活動
不安を感じまくりますが、不安を抑える「前頭前野」(ぜんとうぜんや)がまだ未発達なので、ブレーキの壊れた車に乗っている状態です。
だから、感情が荒れるのです。
②男性ホルモン、女性ホルモンが活発で、人と比べまくる
男性ホルモンは、誰よりも強くならないと、子孫を残せない本能の恐怖がでてくるので、他の男性と自分を比べます。
女性ホルモンは、自分のグループの中で、優位に立たないと、子孫を残せない本能を持っているので、仲がいい友だちを自分を比べるようになります。
この「比べる」「競争する」というホルモンが、さらに不安感を増し、コントロール不能の情緒不安定になるんですね。
これがしくみです。
30歳になると、ホルモンも安定し、前頭前野も完成するので、情緒が安定してきます。
では、それまでの期間、どうしたらいいか。
【対処法】
②責めない
③栄養バランス
④笑顔
⑤待つ
大事なことは、脳とホルモンを、「知識」として持っておくこと。子どもは、しばらく絶望の中を行きます。でも、必ず終りがきますので、何より、親が安心して見守ることです。
その時に
「自分を責める」
「子どもを責める」
不安から、この2つをしないように。
美味しいものを、子どもと召し上がってくださいね。お腹が見たれば、安心感は増しますよ。
遅くても、30歳ころになると
「ぼくは、人をたすけたい」
「私のスキルを、みんなの役に立てたい」
そういう言葉が出てくると思います。
大丈夫。
私たちも、通ってきた道です。
あたたかく見守りましょう。