ラジオでリクエストをいただきました。ありがとうございます。
子の記事では、発達障害を学んでいる私が、おすすめの本をご紹介していきます。今後も本を随時追加していきます。更新情報は、インスタのストーリーでお知らせします。
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(本のリンクは、アマゾンのサイトにつながります)
【もくじ】
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「隠れアスペルガーという才能」
著:吉濱ツトムさん
著書のご自身が、アスペルガーであり、体験や研究をもとに、アスペルガーの「生きづらさ」「気付かれなさ」アスペルガーからの二次障害である、鬱、ひきこもりなどの関係など、苦しみを共感しながら、当事者ならば、救われる本です。アスペルガーの生かし方、不得意なことの対処法、改善の仕方など、広く学べます。
『アスペルガーでも大丈夫。むしろ、それを活かしていこう!』と嬉しく思える本です。
ASDを持っているお子さんの保護者にもおすすめです。
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「発達障害『グレーゾーン』 その正しい理解と克服法」
著:岡田尊司さん
発達障害とまではいかないが、生きずらさを感じている人のための本。また、アスペルガーっぽいな。ADHDっぽいな。というご自身、ご家族の理解のためにもおすすめです。
こだわり、執着、社会的コミュ障、客観的にイメージできない、共感が苦手、敏感、運動が苦手、疑似ADHDの見分け方など、専門的な知識を得られます。
「診断」よりも「特製」の理解を大切にしている本です。専門用語も多くなく、一般的に読むことができる良書です。子どもをかかわる仕事をしている人には、読んで欲しいです。
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「アスペルガー症候群(高機能自閉症)のすべてがわかる本」
著:佐々木正美さん
アスペルガー症候群の教科書的な本。特に、子どものASDの特徴、そして、サポートの仕方がとても詳しく説明されていて、実践例も出ています。
アスペルガーの子どもが困っていること、二次障害を防ぐ重要性、生活の助けになる知識、小学校、中学校、高校、青年期と、成長していく中で、パニックや、心身症、不登校など、本人が苦しい状態を避けるために、気を付けると良いことなどもまとまっています。
大人のアスペルガーのことは、ほとんど書いていません。
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「発達障害と呼ばないで」
著:岡田尊司さん
発達障害が爆発的に増えているなか、安易に発達障害と誤って診断されるケースが増えています。その隠れた誤診のなかに、「愛着障害」が紛れ込んでいて、それが25%もあるということ。
発達障害は、「脳の機能障害」で、脳の研究は、まだまだ2,30年ほどしか進んでいなく、発達障害の診断の基準も変わっています。
愛着障害は、その名の通り、愛情の不足(オキシトシン不足)によるもので、診断はタブー視される。現実を突きつける内容もあるので、深く学びたい専門の人におすすめです。
後半は、否定形発達の子を伸ばすコツや、安定した愛着こそ子供を伸ばすという、親の安定が子どもの発達にとても重要であると言うことが書かれています。多角的に視野を広げるためには、読むと良いです。
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「親を憎むのをやめる方法」
著:増田裕介さん
「毒親」育ちだ。と、もしあなたが思っていた場合、その親が、「発達障害」だったとしたら、どう思いますか?
いきなりキレるのも、融通が効かないのも、冷たい言葉で言い放つのも、実は、発達障害の一つの症状でもあります。親も、子も、そのことを知らずに、ただただ、苦しい想いをしてきた人のための本です。
あなたが、生き辛さを抱えていたら、親も同じように生き辛さを抱えていた。その負の連鎖を食い止める、大きな一冊かと思います。
発達障害だけではなく、不安障害、パーソナリティ障害、依存症、虐待、夫婦問題、宗教2世問題など、子ども一人では抱えきれない問題を背負った親を、理解し、受け入れ、知ることで、手放せる本です。
益田せんせいは、YouTubeチャンネルもとても人気で、私も拝見させていただいています。とても分かりやすくて、勉強になりますよ。